東成建設株式会社

コンクリート舗装の寿命を延ばすDG工法

コンクリート舗装の寿命を延ばすDG工法

コンクリート表面のきめを増大させ、路面摩擦を改善する効果があるが、それ以外に雨水の表面排水性も向上しハイドロプレーニング現象の抑制や平坦性改善による走行性の向上、表面形状の修復などにも使用されます。アメリカでは1980年からコンクリート舗装修繕に採用され多くの実績があります。

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◆ DG(ダイヤモンドグラインディング)工法についてコンクリート舗装の走行性・安全性の向上や
表面形状の修復などに使用できます。

ダイヤモンドグラインディング工法(以下DG工法)は、ダイヤモンドブレードと規格されたスペーサーを組合せたカッティングヘッドを使い、コンクリート舗装の表面から薄層を研削する工法で空港舗装、高速道路、一般道路までさまざまな舗装道での走行性・安全性の向上や表面形状の修復などに使用できます。

【特徴と主たる用途】

  1. DG工法は規格されたカッティングヘッドにて研削することにより舗装路面に適度なテクスチャを形成し、タイヤとの摩擦係数を向上させます。さらにグルービング安全溝との併用で湿潤路面・凍結路面のすべり対策に有効です。(⇒スリップ事故を防止)
  2. DG工法に使用される、グラインダーは舗装路面の不陸を整正する機能を有しているので舗装段差等の平坦性を向上させます。(⇒乗り心地の向上)
  3. DG工法にて舗装路面に形成される溝形状はタイヤとの摩擦音を吸収することでタイヤ走行音を低減させます。(⇒トンネル内の騒音低減/車内環境の向上)
  4. 長期間供用されたコンクリート舗装の表面のみを研削するので骨材露出によるコンクリート版表面の景観・美観を向上させます。(⇒トンネル内の照度向上)
  5. DG工法は研削による施工なので舗装構造を調整する必要はなく、また目地やジョイントを損傷させないので該当する車線のみに実施できます。(⇒早期開放可能なシンプル施工)
  • DG工法イメージ1
  • DG工法イメージ2
  • DG工法イメージ3

◆ DG(ダイヤモンドグラインディング)工法について効果データ

  • ■ 滑り摩擦係数測定結果

    滑り摩擦係数測定結果
  • ■ 平たん性O3m測定結果

    平たん性O3m測定結果
  • ■ 路面騒音測定結果

    路面騒音測定結果

◆ DG(ダイヤモンドグラインディング)工法について 基本施工例・施工機械編成

カーブの視点終点より30~50mの直線部分もグラインディングを施工します。

カーブ部分でハンドルのブレを感じる前に、直線部分で路面に慣れさせてカーブに進入、事故が多発するカーブ終点を避けて直線で脱出させることにより安全性が向上します。

DG事例

グラインディングマシンと専用ダイヤモンドブレードによる組み合わせにより施工を行います。

その他、 グラインディングする際に使用する水を供給する給水車および汚水をバキュームするバキューム車などで編成します。

DG施工編成

Next Surface Diamond Grinding NSDGとは

NSDGは特殊グラインディングマシンと専用ダイヤモンドブレードによる組み合わせによって

グラインディングとグルービングを同時に施工することが可能となり施工時間の短縮に役立ちます。

ダイヤモンドブレードとスペーサーの組み合わせにより場所・目的にあった表面処理が可能です。

NSDG(DG+GV)

施工例

  • 施工例1
  • 施工例2
  • 施工例3
  • 施工例4
  • 施工例5
  • 施工例6
  • 施工例7
  • 施工例8

使用機械

  • PC-390S (施工幅 1.015mm)
  • PC-150S (施工幅 978mm)
  • PC-1500 (施工幅 978mm)

DG工法についてお問い合わせの多い質問をまとめました。

Q. 一般的に普及している「グルービング工法(安全溝)」とは何が違うのですか?
A. グルービング工法は路面の表層にたまる水分を、安全溝によって排水させることで、タイヤと路面の摩擦係数を増加させて雨天時のスリップ事故を未然に防止する工法です。「ダイヤモンドグラインディング工法(DG)」は表層研削工法により路面形状を変えるので一度の表面処理で摩擦係数向上はもちろん、平坦性の向上、タイヤ路面騒音を低減、新設舗装時と同じ路面表面を形成することができます。
Q. コンクリート舗装にダメージはありませんか?
A. 通常の路面切削工法とは違い、舗装に打撃を与えないので舗装表面にマイクロクラックは発生させません。また収縮目地に損傷を与えないので施工後の補修の必要はありません。
Q. 「ダイヤモンドグラインディング工法」の耐久性は?
A. 日本国内では一般道路に初めて2010年試験施工を行いました。又NSDG工法は2013年試験施工を行いその後、追跡調査をしておりますが要修繕のすべり抵抗目標値(μ=0.25)をしたまわらず、良好な路面状態で現在も車両の安全走行に寄与しております。
Q. 「ダイヤモンドグラインディング工法」の検証、報告書はありませんか?
A.一般社団法人セメント協会」および「国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所」発行の報告書がございますので、下記問い合わせにてご連絡ください。
よくある質問一覧

問い合わせ

東成建設株式会社

〒162-0808 東京都新宿区天神町66番地

TEL : 03-3269-3847(代)

FAX : 03-3260-4474

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東成建設㈱は日本で唯一の「国際グルービング・グラインディング協会」会員です
(International Grooving & Grinding Association)

国際グルービング・グラインディング協会マーク

[ACPA舗装路修復部門のコメント]

国際グルービング・グラインディング協会(IGGA)は、CPRプロセスの開発にかかわる業界専門家のグループによって、1972年に創設された非営利の事業団体です。1994年にIGGAは全米コンクリート舗装協会(ACPA)と合併し、同協会が新設したコンクリート舗装路修復部門を代表することになりました。

IGGA/ACPA舗装路修復部門は、CPRのマーケティングに関して、地方自治体/世界各国の技術者に対し、技術的資源及び業界代表者としての役割を果たしています。

DG工法の詳細情報を記載したカタログをPDFファイルでダウンロードしてご覧いただけます。参考資料としてご活用ください。