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グラインディングは、隙間なく取り付けたダイヤモンドブレードを使い、 硬化PPCの表面から薄層を除去する工法で、空港から高速道路や一般道まで、 あらゆる範囲の舗装道での走行性の向上や表面形状の修復などに使用されます。 新規の舗装面に施工したときは、でこぼこの車線を削正して不具合を除去し、 全面的な修復または補修工法の一環として舗装面を滑らかにすることができます。
代表的な効果として、コンクリート表面のマクロテクスチャを増大させ、 すべり抵抗値を高めることに加え、コーナリング摩擦係数を改善し、 タイヤ・トレッドと舗装面溝のインターロックにより方向安定性をもたらします。 また、凹凸面が表面積を大きくし、水が車両タイヤの下方へ流れ出るよう、 大きな溝を作りだし、ハイドロプレーニング現象の危険性を低減します。
グラインディングは舗装の疲労寿命に大きく影響することはなく、 スラブ厚のわずかな減少が使用寿命に与える影響は無視できる程度です。 標準的コンクリート舗装面は、3回までの研削が可能で、 その時点でもトラフィック容量を更に増加できます。 また、材料の耐久性に影響しないため、グラインディングされた面は、(暴風雨下を除き) ほとんど常に乾いた状態に保たれ、凍結融解の問題を低減します。
▼グラインダー(PC-390S)
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▼グラインディング施工状況
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▼滑走路 施工状況
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▼施工状況
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▼施工完了
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▼グラインディングとタイヤとの関係
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平滑な表面に仕上げ、コンクリート舗装路の寿命延ばす(長年の交通量と気候条件下において進行する表面欠陥を除去する)。 |
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わだちやリフレクションクラック等の問題を排除する。 |
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舗装表面を平らにして段差を無くし、その結果として段差のある目地部で生じる衝撃音を排除し、動荷重を抑制する。 |
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適度な摩擦係数をもたせ、タイヤ・トレッドと舗装面溝のインターロックにより方向安定性を提供する。 |
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反りを生じたスラブ表面を滑らかで平らにすることができる。 |
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轍による水溜りをなくし、雨天の水はけを良くする。このことで、ハイドロプレーニング現象の危険性を低減する。 |
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隣接する舗装路構造を一切調整する必要はなく、該当する車線のみに実施できる。 |
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目荒らしや切削では、コンクリート舗装面の目地部分に破砕を引き起こし、騒音を発する表面をもたらすが、
グラインディングでは衝撃が無く、目地やジョイントを傷つけない。 |
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施工実績によると、コンクリート舗装路はその疲労寿命に影響を与えること無しに、
3度まで研削を受けることが可能で、表面の耐久性を低下させることはありません。 |
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▼コンクリートグラインディング
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▼ファイバーコンクリート表面処理
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▼グラインディング&グルービング
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▼通常工法による仕上がり(目地の損傷)
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▼DFテスターによる摩擦係数測定結果
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▼オーバーレイと耐久年数の関係
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大型グラインダー ボート・ロングイヤー PC-390S |
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全長(mm) |
7,700 |
全幅(mm) |
1,830 |
全高(mm) |
2,290 |
回送速度 |
6km/h |
重量 |
9.7t |
出力 |
カミンツディーゼル 233kw |
施工幅 |
1,015mm |
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グラインダー クッションカット HG-130A |
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全長(mm) |
4,500 |
全幅(mm) |
1,700 |
全高(mm) |
1,800 |
回送速度 |
5km/h |
重量 |
3.7t |
出力 |
ドイツディーゼル 115kw |
施工幅 |
660mm |
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■ CPR工法の手順 (Concrete Pavement Restoration:コンクリート舗装修復工事) |
CPRは、コンクリート道路/ハイウェイ/空港の舗装の劣化を管理する目的で、過去30年間に開発された一連の工学的技法です。
全てのプロジェクトが全ステップを必要とするわけではありませんが、この順番は必ず遵守しなければなりません。
最も一般的なステップは太枠で示されています。
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▼グラインディングブレード
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国際グルービング・グラインディング協会
(International Grooving&Grinding Association)
ACPA舗装路修復部門のコメント
国際グルービング・グラインディング協会(IGGA)は、CPRプロセスの開発にかかわる業界専門家のグループによって、1972年に創設された非営利の事業団体です。1994年にIGGAは全米コンクリート舗装協会(ACPA)と合併し、同協会が新設したコンクリート舗装路修復部門を代表することになりました。IGGA/ACPA舗装路修復部門は、CPRのマーケティングに関して、地方自治体/世界各国の技術者に対し、技術的資源及び業界代表者としての役割を果たしています。
東成建設(株)は日本で唯一の会員です。 |
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